一人暮らしを始めることは、親や自分と向き合うきっかけになった。
こちらの記事は、シリーズものでお送りしております!
◆【アラサーからの一人暮らしシリーズ】まとめ記事はコチラ◆
その【1】はコチラ
さて、良い歳して親が厳しい中で一人暮らしを決意したわたし。
親に反対されたらどうしよう……?とかビクビクしていたんですが、
リサーチするうちに、いちいち相談する必要はないということ、
もう大人なんだから自分で進めて後で報告すれば良い。
それは全然間違ったことではない!ということに気づいたのでした。
ある本との出会い
12月のボーナスが入って、年明けから動き出すというプランだったので
その間は特にすることもなかったのですが、
その期間の間に、ある本に出会いました。
『逃げたい娘 あきらめない母』
という本です。
こちらは、わたしと同じようにもういい歳なのに厳しい母親を持っていて困っているという
大人女子の何人かのエピソード(フィクション)が書かれています。
そこで書かれていた、印象的だったこといくつかをうろ覚えですが書きだしてみます。
[su_note note_color=”#fffbc9″ radius=”2″]普通、娘に反抗期があることで、母親との適正な距離が作られる。だけど、娘に反抗期がない『いい子』として育ってきた場合、
その距離が作られず、娘が大人になっても過干渉なままになっている場合がある。
母は、同性の娘をいつまでも自分の管理下に置きたくなる。
『育ててもらった恩を忘れて自分勝手に生きようなんて!!』
その場合、母親との適正な距離を作るための儀式的なものが必要。
その方法とは、
母親の言う事をいちいち聞くのではなく、また説得するのでもなく、
『ノー』と断言すること。
母親に対しては丁寧な言葉を使うこと。
母親からの電話にはいちいち折り返さなくていい。
メールもすぐに返さなくて良い。
そうしていると、母親はヒステリーを起こして
『あんたのせいで体調が悪くなった』とか言い出すかもしれないが、
あなたのせいではない。
体調そのものは心配してあげて、自分のせいで申し訳ないとかは言う必要はない。
あなたは今まで母の言うことをきいて『いい子』として育ってきた。
それでじゅうぶん親孝行はしてきた。
あなたの親孝行はもう完了している。
だからこれからはもっと自由に生きよう。[/su_note]
という感じです。
わたしは、こんな歳になっても親が厳しくて泊まりもできないなんて恥ずかしいと思ってました。
いい歳して自立できず、親の言いなりになってしまっているわたしがダメなんだ、恥ずかしいと。
でも、こういった悩みをもつアラサーぐらいの女の子は他にもいるんだな、
珍しいことではないんだと思ったし、
自分だけが悪いことでもないんだということ。
今まで育ててきてくれた恩と、自立して自由に生きていくことは切り離して考えていいんだと気づきました。
そして、考え付いた攻略法。
同時に、親に一人暮らしを切り出すための攻略法も
より具体的に考えることができました。
12月のボーナスが入って年明けからは物件を探し始めよう。
そして手続きを進めて、
入居の目途が立ってから親に報告をしよう。
親に言う時は、
ちゃんと相手の目を見て背筋を伸ばして
『一人暮らしをします』
って、語尾まではっきり、丁寧な言葉使いで言おう。
もしそれで怒りだしたりしたら、
一旦は話を聞いて(相槌だけ打って聞き流して)
そのあとで、『でもわたしは一人暮らしをします』って言い放ってその場を去ることにしよう。
ちょっとずつ、母親との接し方を変えてみた。
時期が来るまで、少しずつ、出来る範囲から母親との接し方を変えてみました。
とは言っても微々たるものですが。
まず挨拶は徹底するようにしました。
『おはよう』『ありがとう』『いってきます』とか簡単なものです。
本には丁寧な言葉を使えと書いていましたが、
いきなり敬語にするのも抵抗があったので、
とりあえずLINEは敬語を使うようにしています。
返信も急がず、もし遅くなっても『返事遅くなってごめん』とかは書かないようにしました。
電話に出られなくてももちろん謝ったりはしません。
あとは、本には小さい『ノー』を重ねていくといいと書いてたんですが、
それがなかなか難しいですね。
『はよ帰ってきいや』と言われたら、つい
『はーい』って返してしまいます。。。
とまあ、少しずつ母との接し方を変えてみるという
これらひとつひとつが効果があるかどうかというと……
今現在からすると、効果は出てるのかなと思います。
『母が変わった』と思った瞬間
先日、母に会ったときに
『しあちゃん、あんた彼氏できたん?』
と、訊かれました。
(多分、うつで休んでも頑なに実家に帰りたがらないことや、花火に行ったときの写メを見せたことから察したんだと思います。)
で、真面目なお付き合いはしてるつもりなので普通に
『うん』と答えたら、
『よかったなあ、うまくいったらええなあ』
……と。
写真を見せろとかなんでいままで言わなかったんだ会わせろとか、泊まったりしてるのかとかどこで出会ったのかとか
いろいろチクチク言われるかと思ってたので拍子抜け。
母も変わったんだなあと思った瞬間でした。
関連記事→親が厳しい 30代なのに… 彼氏や旅行 一人暮らしなど【体験談】
そして契約と報告
さて、時は物件契約のときに戻ります。
12月のボーナスも貰って、いよいよ考え始めようか……と思っていたときに、
会社で社宅制度が始まったのです。
なんと2LDKで家賃35,000円。
駅からも会社からも近い。
何人か同僚にも相談しましたが、大多数の回答が「住むしかないよね!!!」
社宅なら家賃の安さ&安心面で親が反対する確率も下がるだろうー!!
というわけで、トントンと契約。
入居日の目途もきまったところで、いよいよ報告です。
しあ『お母さん』
母 『……どうしたん( ゚д゚ )』
しあ『うちの会社で社宅制度が始まったんやけど、家賃がもともと70,000のところ35,000で会社からも駅からも徒歩5分で』
母 『うん』
しあ『それで、2月下旬ぐらいから一人暮らしします。』
母 『そうかあ……えらい急やなあ………寂しくなるなあ。』
……ん………??
OKなのか???
えらいあっさりでしたwww
さすがにこの歳になって家を出るのに反対する理由もないですしね。
にしても、『逃げたい娘 諦めない母』に出会えて、そしていろいろ作戦を練っておいてよかったです!
この後、父のOKもあっさりとでました。
いい歳なのに親が過干渉!家を出たい!
という人の参考になれば良いと思います。
自分の人生。好きに生きることはなにも悪いことではないんです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
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