最近、ツイッターではフォローとリツイートで応募できる抽選企画などが多いですね。
楽しそうだし、ツイッターからブログへの流入も増やしたいとは常々思っているのでこの手の企画は興味があったのですが、「わたしは何もプレゼントできるものがないし……。」と、躊躇していました。
しかし、この手の企画ものの中にはアイコンイラストを描きますという企画をやっている人も多いと知ったのです。
そうしてわたしもつい最近、フォロー&リツイートでアイコンイラストを描きます企画をやってみました。
今回はそのレポートです。
案外、始めるとなると何からやって良いのかわからないものなので、
時系列で具体的な手法も踏まえて書いていきたいと思います。
募集要項を作る
まずは、企画応募者募集のツイート文言を用意しました。
下書きツイートに募集文言を書く
フォロー&RT企画でアイコンイラスト描きますという企画をやっていらっしゃる絵師さんはとても多いので、まずはツイッター上で検索して、参考にできそうな募集文言を探しそれをアレンジしました。
実際に投稿した文言はこちら。
応募方法…フォロー&RT
応募期間…9/15 23:59まで抽選で3名様に無料でSNS用アイコンイラスト描きます。
※作品はこちらのポートフォリオやwebなどで使用させていただく可能性があります
※詳細は添付画像ご参照下さい! pic.twitter.com/PKthE2XhJ6
— しあ (@shia_lifestyle) 2018年9月8日
今後仕事にしていく上での実績という意図が強かったので、
・今回だけの無料企画。
・過去実績として作品をwebに載せたりしたい。
などの要点を入れようと思うと、140文字以内には収まらないので別途画像で募集要項を書いて貼り付けました。
こちらでは、募集期間が2018年であるとかまで具体的に書いてあります。
せっかくの画像なので、手描きデザインっぽくやってみました。
過去作品を貼る
このような、アイコン描きます企画だからやっぱり過去作品イラストは添付したほうが良いです。
ツイートが目立ちやすくなるし、いろんな人に興味を持ってもらいやすくなります。
今回は、タッチがそれぞれ違う3枚を、アイコンにありそうな絵柄のものをピックアップして掲載しました。
ツイートした時間帯
一通り募集ツイートが完成したので、早速投稿……ではなく一旦下書き保存しました。
完成した時点では金曜日の深夜だったからです。
結構自分の中では大型のツイートになるので、もう少し見ている人が多い時間帯に流そうと思い土曜日の夜21時台にしました。
今思えば、日曜の夜の方がより効果はあったと思います。
世の中の人がツイッターをなんとなく眺めていそうな時間帯に送ってより反応が大きくなるのを狙いました。
企画ツイートが拡散されていく。
まずはもちろん、フォロワーさんでリツイートしてくれる人がいて、そこからどんどん拡散されてフォロワーさんも増えていきました。
中には、
絵柄が好き!当たりますように
などとご丁寧にコメントをくださる方も多くいました。
結局、期間内で企画に参加してくださった方は一週間で約70人。
つまりフォロワーが70人増えました。
参加者の層としては、
ブロガーさん、アフィリエイターさんをはじめ
いろんな絵師さんのファンという方もいて、その人のタイムラインを見ると他の人のイラスト企画も多くリツイートされていました。
中には、ご自身で絵を描かれている人もいらっしゃいました。
抽選開始!
締め切りを過ぎ、受付終了した旨をリプライとリツイートの両方でお知らせ。
募集ツイートは固定プロフィールから外しました。
抽選方法は、アナログにくじを手作業で作ってくじ引き。
抽選しました!
板の端の色々散らかってるのが見える笑 pic.twitter.com/Xj10UBGim3— しあ (@shia_lifestyle) 2018年9月16日
普通にコピー用紙を手でちぎって鉛筆で応募者の名前を書き、紙で作った箱に入れました。
抽選ができるアプリなど、探せばもっと効率よくできるツールはあったと思います。
しかし、厳正にやりたくて、また厳正にやっているという証拠を応募者の方にも見て欲しかったというのもありアナログなくじ引きにしました。
抽選の結果、以下の3名に決まりました。
当選者発表
厳正なる抽選の結果、以下の3名様が当選となりました。しろくまくん@彼女大好きくまさん 様@banban1971
べっぺ@資産運用実績公開中 様@beppe_0520
なつこ@転職活動中 プログラミング初心者 様@ichika4561
当選された方には、個別でDM送らせていただきます。 https://t.co/vRdbO6wxQZ
— しあ (@shia_lifestyle) 2018年9月16日
アイコン企画当選者と連絡を取る
さて、早速当選された方と連絡をとっていきます。
当選発表ツイートが朝だったので、あまり朝早くに起こしてしまうのも良くないかなと思い、当選者の方の中で一番早く当選発表ツイートに「いいね」を押してくれた「しろくまくん」から順番にツイッターのダイレクトメッセージを送っていきました。
まずは、当選に関するご挨拶とどんなイメージのアイコンが希望かを聞きます。
当選者の方がイメージを具体的に指定しやすいよう、過去作品をいくつか送りました。
アイコンイラストのラフ画を描く
どんなタッチで、何を描いて、背景は何色などのイメージが双方の間で共有できたら、まずはいきなり丁寧に描き込まずにラフ画に入ります。
ラフ画は、仕上がりよりも低画素で(わたしは700×700pxにしました)、線画もバサバサ、デッサン狂いまくった状態で全体の見え方だけわかるような絵を時間をかけずに描きました。
一応依頼者さんのツイッター画面のアイコンの部分にフォトショップを使って当てはめてみながら確認し、見え方だけ重視で描き進めていきました。
依頼者さんにラフ画を確認してもらう
ラフ画ができたら、この段階で依頼者さんに確認をしてもらいます。
今回は無料企画なので大丈夫ですが、トラブル防止のため途中経過の作品を見てもらう場合には絵の上に「SAMPLE」という文字を薄く大きく重ねておきます。
わたしは、フォトショップで白字で書いて、ドロップシャドウをつけて不透明度をかなり下げて入れました。
この段階で、ここをこうして欲しいと言われるので修正してまた見せます。
主に配色などの修正点が多かったです。
まだラフ画なので、気軽に修正することが可能です。
結構、依頼者さんの修正案によって絵の見え方がガラッと良くなったりするので、依頼者さんのセンスに尊敬するとともに一緒に作品を作っているような楽しさを感じました。
本番絵作成
依頼者さんからラフのOKが出たら、いよいよ本番の絵に入っていきます。
とはいえ、ラフ画がそれなりにできているので普段のアイキャッチを描くときなどに比べてかなり楽です。
OKをいただいたラフを、本番用キャンバス(今回は3000×3000ピクセルで作成しました)
に、引き伸ばして配置。不透明度を下げて薄くしてこれを下描きにします。
この上にレイヤーを重ね、線画を描いていき色を塗っていきます。
▼参考記事▼
saiを使ったメイキング。初心者向けの簡単な描き方の手順!
アイコンイラスト完成!
作品はバストアップで単純なタッチなのもあり、案外早く完成します。
ラフから初めて1点3〜5時間ぐらいかな?
わたしはかなり描くのが遅い方なので、普通の絵師さんならもっと早く描きあがると思います。
完成した作品に再度「sample」透かしを入れて、ツイッターのダイレクトメールで確認してもらいます。
修正点があればそこを直して、完成!!
依頼者さんからのOKが出たら、
高画質(3000×3000ピクセル)と、使いやすいサイズ(700×700ピクセル)
を渡します。
色々な用途に使えるよう高画質のものと、すぐにスマホで使える軽いサイズのもの両方を渡しました。
高画質の作品は一旦ファイアストレージにアップしてそのURLを送り、700ピクセル四方の方は直接メッセージで送りました。
当選者さん他2名のアイコンはこんな感じに↓
べっぺさん
なつこさん
早速使ってくれた!
トプ画をしあさん(@shia_lifestyle )に書いてもらったよ!!
一気に可愛くなってもたー
これでファンが2倍くらいになったかな
— しろくまくん彼女大好きくまさん (@banban1971) 2018年9月17日
こんな感じで、早速アイコンを使ってくれました。
こちらも楽しく描かせていただいた上に、喜んでいただいて本当にやってよかったなあと思います。
一連の作業にかかった時間は?
普段のお絵かきに比べて余り時間がかかりません。
とはいえ、3名同時進行なので、こまめにやりとりをしていても3名分で1週間かかりました。
実際にお仕事にする際は、余裕を持って2週間納期ぐらいで設定しようと思います。
休日で丸一日制作に当てられれば、1名分は1日で完成します。
まとめ
今回、ツイッターのイラストアイコン抽選企画を行うにあたって大まかに以下のような流れになりました。
- 募集文を作成する
- 過去作品を添えてツイート
- 抽選(アナログにくじ引きにしました)
- 当選者の方に連絡を取り、イメージを確認
- ラフ画を描き、確認してもらう
- 本番絵を描き、確認してもらう
- 完成!
ツイッターアイコン企画をやることにより、わたしの絵に興味のあるフォロワーさんが増える、絵のお仕事を受ける際の大まかな流れを体感できる、依頼者さんと一緒に作品を作る楽しみを知ることができるなどたくさんの収穫がありました。
また似たような企画をやってみたいと思います。
そして、この記事を読んでわたしにアイコンイラストを依頼したいという方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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