わたしは、今年になって初めてうつ病診断をもらい、会社を休むことになりました。
それまでにも、うつ病の人は周りにも多かったのですが、正直どう接して良いのか、何と言葉をかけて良いのか全くわかりませんでした。
よく『頑張れ』と言ってはいけないとも言いますが、それがなぜなのかもわかりませんでした。
しかし、いざ自分がうつ病になってみて、こういう風に接して貰ったら嬉しいなというのが見えてきました。
うつ病患者がかけてもらうと嬉しい言葉
いままで追い詰められてきたうつ患者にとって、適切な優しい言葉をかけてもらえると本当に癒されるものです。
よく頑張ったね
『今まで頑張ってきたもん』
『お疲れ様』
なども同義です。
これを言われると泣きそうになります。
うつ病診断が出て会社を休み始めて、間もない時期に言ってあげると効果大です。
うつ病の人というのは、基本的には頑張り屋さんです。
(わたしはそこまででも。。。wですが)
弱音も余り吐くことなく、ギリギリまで自分を奮い立たせては頑張ってきました。
この一言だけで、メンヘラさんの心はふっとゆるんでしまうのです。
ゆっくり休んでね
同僚など会社の人に声をかけるときは、さらに付け加えて
『いまは自分のことだけを考えて、ゆっくり休んでね』と言ってあげるのが有効です。
自分を責めることがデフォルトなメンヘラさんは、どうしても自分がうつなせいで周りに迷惑をかけてしまっていることに気負ってしまいます。
また、以前のように頑張れない状態になっているためにもどかしさを感じてしまいます。
だけど、うつ病の最善の治療法は
『ストレスのもとから離れて、数か月休むこと』
なのです。
わたし自身、『ゆっくり休んで』といろんな人から何回もしつこいぐらいにいって貰えて、
ああ、休んでていいのかな、と少しずつ心が楽になっていきました。
いつでもあなたの味方だよ
これもまた涙腺崩壊ワードです。
これは、わたしが仕事で同じチームの同僚から
今まさにいちばんわたしの尻拭いをしてくれているであろう人からかけてもらった言葉で、
こちらとしては合わせる顔もないぐらいなのに、そう言ってもらえてふっと心が緩みました。
わたしの周りには、幸い優しい人がほとんどなのですが、『うつは甘え』と言って責めるような目で見るような人もいます。
そんな中で、味方になってくれるって言ってくれるのはほんとうに嬉しいことです。
何でも話を聞くからね
これは、どう接して良いかわからない人におすすめの言葉ナンバーワンです。
うつ病の人の心の中には、ずっと人前には出せずに溜め込んでいた辛い思いが詰まっています。
『パワハラが辛い』とかその程度ではなく、
『わたしなんていなくなったほうが良い』とか
『自分に価値を感じない』とか
『消えてしまいたい』とか
口に出す前に涙が出てしまうようなことです。
世の中、愚痴るなんてイケてないみたいな風潮ですが、
そうやって受け止めてくれる人がいると思うとふっと心が緩むものです。
うつ病患者へのNGワードは?
次に、うつ病の人には余りかけないほうが良い言葉集です。
頑張れ
これは、うつの状態がかなり良くなってきてやる気に満ちてチャレンジしてるような人に対してでなければ、絶対の絶対にNGです。
うつの人は、これまでに散々頑張ってきました。
頑張っても頑張ってもうまくいかなかったり、辛い思いをしてきました。
ようやくそれを自分で受け止め、ブレーキを踏みだしたところで
『頑張れ』という言葉は刃物のようなものです。
うつ病の人は、『頑張る』という言葉にアレルギーすら起こしてると思っても良いでしょう。
元気そうだね
これは、絶対NGとまではいきませんがちょっとよろしくないです。
うつ病の人は、自分を責めがちなので
『自分ってやっぱり仮病なんじゃないか?』
『意外と元気だし、こんなんだったら働けよ私w』
『私みたいなのがいるからうつが甘えって言われるんだ』
とか考えてしまいます。
元気でいることが申し訳ない
と思っているんです。
逆に、上記のように自虐的なことを相手が言ってきた場合は、
『元気でいてくれたならそれで何よりだよ。元気なのを申し訳ないとか思わなくて良いんだよ』
的に言ってあげると、泣いて喜びます。
実際に、わたしが泣いて喜びましたw
早く元気になってね
これも、心配してくれてるのはわかるし気持ちはありがたいのですが
ちょっと微妙です。
社会復帰を急かしている感があるというか。。。。
それに、重度のうつでない限りは、気持ちは弱ってても体はまあまあ元気なことも多いので、そう言って貰えても複雑な気分になってしまうかも。
どうするの?
休職手前や、休職中によくかけられる言葉「どうするの?」
働いている同僚や友達から「うつ病かも」と打ち明けられると、この人が会社を休むのか、それとも働き続けるのか、ついつい気になってしまいます。
また、休職中の友達には、職場復帰をするのか、会社をやめるのか、心配な分、質問をしてしまいがちです。
その質問は悪くはないのですが、うつ病真っ只中の人が受け取ると、判断を迫っているように感じてしまいます。
ただでさえうつ病は判断力の鈍ってしまう病気です。
早く復帰した方が良いのかな?働いていた方が良いのかな?と焦らせてしまうので、避けた方が良い言葉です。
遊びに誘ってもOK?
OKです!うつ初期の場合は、日時や場所が決まるまでのやり取りの中で相手の返事が滞るときもあるかもしれませんが、少し時間を置いて何度か声を掛けてあげてくださいw
また、会社の同僚なんかの場合は、一緒に遊んだという事は他の会社の人に言わないでもらえたほうがうつ患者としてはありがたいです(´・ω・`)
うつ病の人は、思っている以上に元気だったりする
うつ病は、心の病気です。
急性期や、重度の場合はそれこそ布団から出ることすら困難でお風呂も数日に1回だったりしますが、
仕事を離れて休んでいるうちに普通の生活ができるようになり、遊びに行ったりすることも可能になります。
時には旅行に行ったりお洒落をしてデートをしたり、週1程度の学校に行ったりすることもあります。
そうなると、『あ、この人もう元気やん。もう働けるんちゃう?』
と思ってしまうのですが、
遊びに行ったり旅行に行ったりするのと、週5で8時間、社会の中で人と一緒に働くのとでは負荷が余りに違います。
そのため、休むのに飽きてきて、何が何でも働きたい!と意欲が湧いてくるまでは休む必要があるのです。
……などなど、ちょっとめんどくさいメンヘラの現状と接し方でした!
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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