重度のうつ病の人への接し方。かける言葉や言ってはいけないこと。

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身近な人がうつ病を患ってしまうと、とても心配ですね。
手を差し伸べてあげたいと思うものの、どうしていいのかわからないものです。

変にわかったようなことを言うのも……と、
気が引けてしまいますよね。

わたしもかつて、過去に身近な大切な人がうつ病で苦しんでいたとき、何も声をかけてあげることができず
それをいまでも悔やんでいます。

しかし、今年になってわたしがうつ病になってから、
色々な人が連絡をくれたり、優しい言葉をかけてくれたり、遊びに連れ出してくれたりしました。

うつ病の人間と接するのは疲れることだろうに、
それにもかかわらず、救われるような言葉をたくさんかけてくれました。

そういった、うつ病患者の立場から学んだ
『うつ病の人への接し方』
についてお話しさせていただきたいと思います。

また、特に接し方に悩んでしまう
『重度のうつ』の人への接し方に関しても重点的にお話しできればと思います。

重度のうつ病の人への接し方は??

どの程度が重度のうつかというと諸説ありますが、
自殺の危険性があり入院が必要であったり、
たくさんの強い薬を処方されていたり、
うつ急性期で医師からもとにかくずっと寝ていることを勧められていたり、
オーバードーズやリストカットなどの自傷行為をしながらも日々をなんとか乗り越えていたり
とにかく辛い時期です。

わたし自身、うつの急性期、仕事を休み始めたばかりで
ほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいで何もする気が起きなかったのですが、

その時、会社の同僚や彼氏から連絡を貰えたりして、ほんとうにうれしいと感じました。
『見捨てないでいてくれること』
『離れないでいてくれること』
それがとてもうれしいのです。

そっとしておいてあげるのも一つの優しさだと思いますし、
重度のうつの人への接し方は特に難しいと感じますが、
深く心にダメージを負っている分、あなたのやさしいひとことが、染みわたるほどうれしいはずです。

まずは、LINEでひとことでも良いので送ってみてはどうでしょう。

その際に、『返事はいらないから、いつでも何でも話してね
とひとことがあると、かなり気が楽になります。

また、無理にはよくないですが、外に遊びに連れ出してあげることも有効です。

わたし自身、うつになったばかりの頃は外出することに罪悪感を抱いていました。
スーパーに買い物に行くのにもマスクをつけて、誰にも会わないようにビクビクしていました。

が、しかし仲の良い同僚や彼氏が、たくさん遊びに連れ出してくれて、
段々と気持ちも元気になっていきました。
うつ病になったことがないと、『うつ病=寝たきりでトイレに行くぐらいしかできない』というイメージもありましたが、
実際は、ずっと引きこもっていると余計に悪化します。
相手の調子にも配慮しつつ、お茶などに誘って見てはどうでしょうか。

うつの人にかける言葉はどうすれば?

うつ病の人は、限界を超えても頑張り続けて、疲れてしまった人です。
うつ病の人に『頑張れ』が禁句中の禁句と言われるのはそのためです。

逆に、『頑張りすぎだよ、ゆっくりしてね
今までたくさん頑張ってきたもんね
『逃げたっていいんだよ、わたしはどんな時でもあなたの味方だよ
辛かったのに、気づいてあげられなくてごめんね
何でも話を聞くからね
などと、相手の頑張りを受け入れるように声を掛けることで相手は救われます。

とにかく、相手の心の中を受け入れるような気持ちで接してあげてください。

もし相手が死にたいと言い出したら、
『死ぬなんてダメだよ!!』と思わず言ってしまいそうになってしまいますが、
まずは相手の話を聞いてあげて、受け入れて。
そして、『辛かったね』など、認めてあげることで
『死にたい』とまで思い詰めていた相手の心は多少なりとも軽くなるはずです。

鬱の人に言ってはいけないことは?

それまで、『頑張れ』という言葉がうつの人には言ってはいけないということはわかってはいましたが、
実際にうつになってみて、『頑張れ』という言葉はほんとうに刃物のような恐ろしい言葉であると感じました。

散々頑張って頑張って頑張りすぎたのがうつ患者です。

うつになってからは、いかに『頑張らない』かが課題です。

わたしは、うつ病診断がでてすぐの頃は
いつもの癖で『よーしがんばるぞー』と自分を奮い立たせてしまい、その直後でなんだか怖くなったりもしました。
『頑張る』という行為そのもの、怖くなってしまっているのです。

重度のうつの人も、投薬や休養をつづけることによりしだいに回復してきます。
その時期になってから、本人から『頑張る』という言葉が出てからなら、激励の言葉はOKです。
パッと見、意外と元気そうだなというぐらいの段階では、
まだ『頑張れ』という言葉に嫌悪感を感じるかもしれないので慎重に。

まとめ

要するは、
『頑張れ』ではなく『頑張ったね』です。
相手を受け入れることです。

この記事を最後まで読んでくださったあなたは、
うつ病に苦しむ大切な人のためになんとか力になりたいと思われている、
心のやさしい方だと思います。

その思いはきっと、相手にも伝わります。
相手に伝わることで、うつの苦しみも軽くなることでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
以下のリンクにも詳しい例を書いています。

うつの友達への接し方は?リアルうつ病患者のわたしが答えます!

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