クライアントさんから見積もりの依頼をされた場合、初めてだとどうやって金額を出せば良いのか?
相場もわからないのが普通です。
わたしも最初は全くわかりませんでしたが、何件かクライアントさんを経験するうちに感覚をつかめてきたので、
セミナーで聞いた有名イラストレーターさんのお話も踏まえてシェアさせていただきたいと思います。
相場というのはあってないようなもの
決まった値段はありません。相場を調べてもバラバラだと思います。
それはイラストレーターさんの腕や実績にもよるし、クライアントが個人か企業か、企業の中の平社員なのか社員なのかによっても大きく変わってくるからです。
なので、相手に予算を聞いてみるのも一つの手です。
わたしは、ココナラでは基本料金を設定してオプションごとに追加料金が発生するようにしています。
(全身、文字入れ、厚塗り、動物追加など……)
値切り交渉の余地も考えて自分が思っているよりも少し高めに言っておくのも一つですね。
高めに見積もりを出す際には、理由をしっかりつけることが重要です。
(例:作業時間と相場から判断して……など)
以前わたしが行ってきた『カセグーン』というクリエイター向けのセミナーイベントで、
イラストレーターのじゅーぱちさんは、元営業マンなので
『営業マンを雇うのに何十万かかるけど漫画を一度作ってしまえば……!』みたいに上手いこと説得しているというお話を聞きました。
さすがですね!こういった交渉術をわたしも身に付けたいものです。
イラストレーターのサタケシュンスケさんは、作業時間や時給換算だけでは決めないとおっしゃっていました。
もちろん作業時間や時給も一つの要素として必要ですが、
媒体が一番、掲載する期間も掛け合わせて計算するとおっしゃっていました。
同業者に聞くのも良いとのこと。
また、イラストレーターのじゅーぱちさんやデザイナーの前田慎也さんは、単価が安くてもプラスになりそうな案件なら受けるとおっしゃっていたので
誰もが知っているような有名企業などからの依頼なら少し安めで受けてみても良いでしょう。
安すぎる見積もりに注意!
正直、ココナラやクラウドワークスの相場は安すぎます。
参考にするのは良いですが、鵜呑みにしないよう気をつけましょう。
自分の作業スピードの速さ遅さもありますが、
どんなに駆け出しでも時給1,000円ぐらいの最低時給で計算して割りに合わない仕事はしない方が良いです。
クラウドワークスで出回っているような格安のYoutube漫画の仕事ばかりを受けていたら消耗してしまうこと間違いありません。
割に合うか合わないかギリギリの単価だと、時給換算の頭になりすぎて焦って仕上げてしまって後悔したりする危険性もあるので、時給換算するにても余裕を持った金額に設定するのが良いですね。
わたしが交渉してきた中では、
『他のイラストレーターさんは一枚2,000円でやってくれてるんで〜』
というクライアントさんもいます。
余りにも向こうの希望単価が安く、他のイラストレーターさんの兼ね合いもあり折り合いがつかない場合は、
ストックサイトに投稿して使い回しても良いかという交渉をするのも一つの手です。
クライアントが学生の場合
SNSアイコンなどの場合、クライアントさんが学生でお金がなかったりするという人もいます。
そこで普段設定している金額を提示すると大体
『今金欠なんで無理です……』
と言われたり、大体は返事が返ってこなくなります笑
『お母さんに聞いてきます!』という子もいました笑
基本的にこちらが示す金額で高すぎると言われたら受けていないですが
学割設定などもありなのかなと思います。
その代わりにアカウントを紹介してもらったりたくさんリツイートをしてもらったりすると良いですね。
値引きするときは、
『今回だけ特別。他の人には言わないでね。』
と言うのを忘れずに。
まとめ
イラストの相場というのはケースバイケースなので見積もりの設定も難しいです。
時給換算ももちろん必要ですが、それだけでなく媒体や掲載期間も踏まえて見積もりを出すようにしましょう。
余りにも相手の予算が安すぎる場合は、ストックサイトに投稿しても良いか交渉してみたり、
SNSでの拡散を依頼してみるのも良いでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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